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【応用情報 合格体験記 2019(令和1年)秋試験テスト当日午後】

内村

この記事で2019年秋応用情報技術者試験の合格者の試験本番(午後)で、思っていたことを時間とともに実況中継風に書いていきます。

2019年10月18日 昼休憩 

まさかの午前で途中退出できず、時間いっぱいまで集中してしまったので、昼の休憩は全力で体と脳を休ませることにしました。私は資格試験の休憩時間はほぼ必ず外に行きます。理由は新鮮な空気をすうことにあります。どうしても教室の空気は悪くなりますので。また外に出ることで気分も変わります。外で普段通りの昼食をとりました。宅建の試験も行われていましたので、人が多かったのであまり人がいないところで休みをとりました。このあたり、大学は至る所にイスが外にあるのでいいです。本来なら参考書を開いて最終確認を念入りにするのですが、ほどほどにして次の試験の準備をしました。普段飲まない栄養ドリンクを飲みました。次の午後試験の最後まで集中力が持続しますようにとの願いを込めて。後、朝に残ったアーモンドチョコを食べました。腹が減っては戦ができぬ、です。

午後の戦略

これは過去問の正解率などから決まっていました。

内村
  • 必須の情報セキュリティ(問1)を除けば、経営戦略(問2)・プロジェクトマネジメント(問9)はよほどのことがない限り選択する。
  • そして残りの2問をシステムアーキテクチャ(問4)・組み込みシステム開発(問7)・サービスマネジメント(問10)・システム監査(問11)の4つの科目から問題をみて決める。
  • 特に待ち行列理論がでたら、システムアーキテクチャを選択する。

上記の戦略を決めたのはこの記事に私の正解率が記載されています。

午後試験始まる

まずは問題全体を見渡しました。対策していたシステムアーキテクチャ(問4)の待ち行列理論がでていない。そして問4はなんとなくイヤな予感がしました。問題がごちゃごちゃしてそう。できれば選択したくないなと。また組み込みシステム開発(問7)も簡単そうでない。できれば問4か問7から一問を選択したかったのですが、問題を見渡した感じの感触は良くないです。問題を見渡すといっても大問ひとつあたり30秒ぐらいです。ですので、感覚だけで決めています。過去問でこのあたりの感覚を研ぎ澄ましましょう。

あまり迷っていても時間が過ぎるだけなので、予定通り、必須の情報セキュリティ(問1)から解き始める(3分ぐらい経過)。設問1の(1)から簡単すぎてびっくりする。こんなん書かせるか?と一瞬疑問に思うが、思った答え以外の答えがないので書いていく。事前の模試で壊滅していたが、そこで解説を聞いて覚えたSPFがでていて、ラッキー。時間をそれほど使わずすべて解答できてしまう。過去問を解いた中でも一番簡単かっていうレベル。もしかしたら、満点かもしれないと思いつつ時計を見ると25分しかたっていない。5分の貯金ができたのは大きい。

次も予定通り、一番得意な経営戦略(問2)を解く。選択肢で一部わからないのがあるが、記述が簡単。設問3なんて答えが本文に書いてあるやん。高校入試の国語レベル。設問4(2)の減価償却の特徴を完璧に記述できたのが大きい。最後の計算で小数第2位を四捨五入しろと設問に書いてあるが、何回計算しても小数第2位がでてこないため思った答えを書く。ここで捕らぬ狸の皮算用を始める。どう考えても40点中36点をとれている。残り3問で24点を取れれば合格するな~、一問あたり8点でいいな~など余計なことを考える。時計をみると50分経過。10分の貯金ができる。この時点で合格を確信する。そしてここで新しい午後の戦略を思いつく。

午後試験選択科目の新戦略

  • できが悪いならテクノロジ分野を解いて一発逆転を狙うべし!
  • できがいいならストラテジ・マネジメント分野で10点ぐらいを狙うべし!
  • テクノロジ分野は高得点が望めるが0点もありえる。ハイリスクハイリターン。
  • ストラテジ・マネジメント分野0点はないが20点満点もとりにくい。ローリスクローリターン。

ということで、もうリスクを冒してまで高得点を狙う必要がなくなりました。とにかく低い得点(5点以下)を取らないようにとの作戦になりました。

次も予定通りのプロジェクトマネジメント(問9)を解きました。設問1の(1)の答えの根拠を本文から何回よんでも見つけられない。こんなん、なんでも答えになるやんと問題にケチをつける。それ以外は解けるところを確実に解いていく。設問2(1)dの計算で答えを0.9と書いてしまう。IPAの試験では小数第2位まで書けと書いてあったら0.90と書かないと×にされるらしい。気をつけていたつもりでも本番でやらかす。設問2(3)の計算問題も解けるはずだが、答えがきれいに出ない。12点ぐらい取れていそうなので設問2(3)を捨てることを決意する。問題文に自分で書いた式を計算すると答えはでていたはずだが、なぜか本番ではその計算ができなかった。計算式はでたらめだが。丁寧に解いて35分消費してしまう。この時点で60点中48点位。1時間25分経過。貯金が5分に減る。

次に何を解くか少し迷う。もう一度システムアーキテクチャ(問4)と組み込みシステム開発(問7)の問題を眺めるがやはり簡単そうには見えない。一方システム監査(問11)が問題も少なく簡単そうに見える。5点以下はないだろうと監査(問11)を解くことに決定する。はじめこそ順調に解いていたが、何回も問題を読めば読むほど、自分が書いた答えに疑問が出てくる。問題文自体はそれほど難しくないが、設問が難しい。というより設問の意図がよくわからない。8字以内で答えよという設問4などどれもが答えにふさわしく思ってしまう。後から答えを見たがなぜそれが答えになるのか意味がわからない。予備校の模範解答がでるまで、いろいろな答えが受験生の間ではでていました。あまり問題がよくないのかもしれません。監査は巷で言われているほど簡単ではないです。35分消費してしまう。最低6点は確保する。ここで80点中少なくとも54点はとれている計算。2時間経過。時間の貯金を使い果たす。

最後はサービスマネジメント(問10)を選択。10点取りたいとの思い。時間がないのでどんどん解いていく。設問1(3)以外は国語の問題。もう少し時間があればもっと丁寧に記述できたが時間切れが怖い。完璧ではないがとにかく答えをまとめて、部分点を狙いに行く。

最低でも10点は確保して試験時間のチャイムが鳴る。

TACの配点に基づく自己採点。

  • 情報セキュリティ(問1)      20点
  • 経営戦略(問2)          16点
  • プロジェクトマネジメント(問9)  12点
  • サービスマネジメント(問10)    12点
  • システム監査(問11)                8点

の計68点でした。

余程のことがない限り大丈夫な点数。試験中の自分の得点感覚とびっくりする位同じでした。

そして69点で合格!しました。