この記事はこんな人におすすめ
- 応用情報技術者試験を始めて受験しようと思っている方
- 合格者の戦略・対策を知りたい方
結論
- 選択科目は7科目(必須の情報セキュリティ含む)の対策をする!
- 記述問題に慣れる!
- 情報セキュリティ(必須)ともう1科目を得意科目にする!
私は2019年(令和1年)秋の応用情報技術者試験に合格しました。2020年8月現在では直近の合格者になります。
私の取得資格一覧はプロフィールを見てください。
では、一つずつ解説していきます。
1選択科目は7科目(必須の情報セキュリティ含む)対策する!
応用情報技術者試験を受験すると決めたときに一番難しかったことは、午後の選択科目を何にするのかということです。基本情報技術者試験に比べて、選択の幅は大きいかと思います。基本情報技術者試験では基本的に前もってどれを選択するのかをある程度決めているかと思います。
例えば午後のプログラミング言語を表計算にしようと思っている人なら、どんなに難しくても表計算を選択するかと思います。その場で表計算からC言語に変更することは基本的にありえません。
ですが、応用情報技術者試験ではかなり選択肢が広がります。必須の情報セキュリティを除いても10科目のなかから4科目選択しないといけません。そして何より大事なことは難易度にバラつきがあるということです。かりに得意な科目でもなく、また十分事前の対策をしていなくても、その文章を読むだけで満点近くとれてしまう問題があります。問7の組み込みシステム開発がそれに該当します。
また、どんなに得意な科目でも難易度が高い問題であったら高得点は望めません。そのためにも情報セキュリティ以外にも6科目は対策をとるのがいいと思います。そしてその中から当日問題をみて4問選ぶというのが応用情報技術者試験午後対策で重要かと思います。4科目対策して4科目選択するのは効率がいいのですが、その中に難しい問題があったら、ほかの問題に逃げることが難しくなります。
一方全部の科目を準備してしまうと、その準備に時間もかかり、またその対策で力が分散して効率的な学習でなくなります。当日10科目(必須の情報セキュリティ除く)から4科目に選択をしぼるのも逆に難しくなってしまいます。やはり情報セキュリティを除いて6科目の対策がいいのではないかというのが私の結論です。実際、私もそうしました。
そして直前期には本番と同様の時間で対策をしてほしいと思います。そこで一番大事なのは選択科目の4つの絞り方です。問題を見渡して6科目の中から4科目を選ぶ基準などを自分なりに見つけてほしいです。私なりの基準は別の記事にしたいと思います。自分でその練習をするのが難しい方は受験対策予備校が実施している模試を利用するのもいいかもしれません。
2記述問題に慣れる!
応用情報技術者試験を受験する方は基本情報技術者試験を合格されている方が多いかと思います。基本情報技術者試験の午後は選択肢の中から選ぶ問題です。どんなに問題が難しくても4択や6択の選択肢に答えがありますので、カンで当たることもあります。一度自分で答えを出して、選択肢になければどこか途中での自分の間違いにも気づかせてくれます。また消去法を使えば実質2択に絞れたなんてこともあったりします。
しかし応用情報技術者試験は記述がメインになります。選択肢の問題もないこともないですが、配点も低い傾向があります。合格するためにはいかに記述で得点できるかが大きい要素となります。そして、パソコンに関しての試験ですが、紙に手で記述しないといけません。消しゴムも使わないといけません。日頃から文章などを手で書くことなどほとんどの方がないと思われますので、それなりに対策が必要となります。対策としては過去問などを解くさいに、面倒くさがらず、答案用紙に記述してみることです。ざっくりした答えではなく、本番同様に30字なら30字に収まるように書く練習が大事です。何回も練習していると、脳で書こうとしている文が何文字ぐらいになるか体感的にわかってきます。時間短縮にもなりますので、日頃の練習では是非自分の手で書くようにしましょう。
3情報セキュリティ(必須)ともう1科目を得意科目にする!
どんな試験でも得意な科目があると合格に有利になりますが、もちろん応用情報技術者試験でもあてはまります。午後試験選択科目は1科目20点になります。合格点は60点ですので、1科目6割取れれば合格になります。一般的には12点×5科目をめざそうとするのですが、私は得意な科目で得点を伸ばす戦略をおススメします。仮に2科目で9割とれればそれだけで36点になり、他の2科目で12点ずつ取れればそれだけで合格点の60点を取れてしまいます。残り1科目は保険です。
必須の情報セキュリティは是非、得意な科目にしましょう。必須の科目で他の受験生に差をつけられる訳にはいきません。ここで他の受験生に差をつけられるようになれば、合格に一歩近づきます。情報セキュリティ自体は、普段ITの業務をしていなくても、得意な科目にできます。コツコツと時間をかければかけた時間に比例して得点できるかと思います。センスなども必要ありませんので、時間をかけて得意科目にしましょう。本番では8割以上をめざしたいところです。
そしてもう1科目、得意科目をみつけましょう。私は経営戦略が得意でした。過去問を解きましたが8割9割取れていることが多かったです。もちろん何が得意なのかは人によるかと思います。ITの業務をやっている方はご自身が普段やっている業務に近い科目があればその科目を得意科目にしましょう。プログラミングが得意な方はプログラミングをという感じです。必須の情報セキュリティを除いても10科目ありますので、どれかは得意にできるか科目があるかと思います。選択の得意科目は是非9割以上の得点を目指したいところです。
まとめ
- 選択科目は7科目(必須の情報セキュリティ含む)の対策をする!
- 記述問題に慣れる!
- 情報セキュリティ(必須)ともう1科目を得意科目にする!